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新入社員が五月病で脱落しないために

新入社員が入社して3か月以内に、何らかの精神状態に異常をきたしてしまう五月病。
今年の新入社員は大丈夫だろうかと心配していませんか?

なぜこの季節に五月病になるの?

今に始まったことではなく、昔から、五月ごろになると精神状態が不安定になる人が出てくるのはどうしてでしょう。
漢方医学では、このような傾向にあるのは、季節の変化が関係しているからだと考えます。

五月、春のからだの傾向

春の草花 新入社員 5月病

東洋医学では、私たちは自然の一員であり、春は、肝臓に負担のかかる季節だと考えます。
春になると、草花が勢いよく芽を出します。
そして、熊などが冬眠から覚めて活動するように、私たちも動きの鈍かった冬のからだから変わっていきます。

本来は新陳代謝がよくなる季節

本来は新陳代謝もよくなり、ウキウキする季節です。
しかし、からだでは、急にホルモンの働きが活発になり、かえって気持ちが不安定になったりと、季節の変化に体の変化が追いついていかないということが生じる場合があります。
そうすると、春と関係の深い、肝臓に負担がかかり、感情が不安定になったり、イライラしやすくなり、気分がふさいでしまうのです。

お酒を飲まないのに肝臓?

そう考える方も多いと思いますが、肝臓はお酒だけではなく、ストレスの影響も受けます。
血液検査の結果を見ると、肝臓が悪くても、お酒を飲んでない人も多くみられます。
新入社員は、新しい環境へのストレス、思い描いていたこととのギャップからのストレス、人間関係のストレスなど、いろんなストレスを受けて、肝臓に負担がかかっています。

五月病になる前に先手を打つ

新入社員研修 先手を打つ

五月病になってからでは、元の状態にするには時間がかかります。
五月病になってからでは、会社もだいぶ損失を受けてしまうことになります。

新入社員ではありませんが、従業員1人(30代後半年収約600万円男性)が、メンタル面の不全で休職する場合、追加子の一人にかかるコストは422万円に上ると言われています。
https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/wlb/pdf/wlb-kigyoumeritto.pdf

出典:企業が仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に取り組むメリット(内閣府)
新入社員においても、新入社員研修などお金をたくさんかけて、教育をします。
なのに、入社して早々、五月病にならないように、新入社員研修に健康教育を加えることをお勧めします。
知識やスキルばかりを詰め込んでいる間に、五月病が進んでしまわないように。

まとめ

五月病は、人間が自然の一員である限り、避けられない現象とも言えます。
ただ、それを未然に防ぐ方法はあります。
多くの企業は、五月病の社員が出てしまってから、メンタルヘルスが必要だと言って慌てますが、その前に先手を打つことが大事です。
健康教育の勧めはこちらも参考になさってください。
新入社員研修で外してはならない大事なこと

健康教育で先手を打てば、新入社員研修はより実りあるものとなります。

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